2023/5 放送

   

ラジオネーム ゆうママさんより

小学生の息子の口臭についてアドバイスをお願いします。

虫歯はなさそうですが、近くにいると口臭が気になります。

虫歯以外にも口臭の理由はありますか?

マスクなしの生活が戻ってきて友だちに何か言われないか心配です。


ゆうママさん、貴重な質問有難うございます。

まず初めに、子どもの口臭の主な原因には、歯みがき不足・口呼吸・噛む回数が少ない・免疫力の低下・マウスウォッシュの使いすぎ等が、有ります。

一口に口臭と言っても、考えられる原因に色々あるということをご理解ください。

そのため、かかりつけの先生とよく相談し原因をきちんと見極めることが、大切かと思います。

その中でも、家庭でも出来る口臭ケアを少し紹介させていただきます。

口臭を予防するためには、お口の中をできる限り清潔に保たなければなりません。

おやつなどをダラダラと口にする習慣はなくしましょう。

食事やおやつは決まった時間に食べるように決めてください。

ダラダラ食べをやめさせましょう。

歯みがきをしないとお口の中には食べかすや死んだ細菌、はがれた粘膜などでできた歯垢が溜まっていきます。

この歯垢が分解されるときにひどい悪臭が発生します。

歯垢を溜めないためには、食事をしたらすぐに歯みがきをしなければなりません。

お子さんが自分でするとどうしても磨き残してしまいますから、夜寝る前の1度だけでも親御さんが丁寧に仕上げ磨きをしてあげてください。

口呼吸をしていると乾燥した空気がお口の中に入り込んで唾液の量が減ってしまいます。

お口を開けないように、常に鼻で呼吸することを覚えさせましょう。

しかし、鼻がつまっているなどなにか原因があって口呼吸になっている可能性も考えられます。

十分な量の唾液を分泌するためには、こまめな水分補給が欠かせません。

1日に1.2リットル~1.5リットルほどの水分を摂取できるようにしてあげましょう。

特に寝起きにはお口の中が乾燥しています。朝起きたら歯みがきかうがいをしてから、水をたっぷりと飲ませてください。

口臭というのは大人にとっても子どもにとってもデリケートな問題です。

なによりもお子さんの心を傷つけないように、十分に配慮してあげなければなりません。

過剰に気にする必要もありませんが、親御さんとしては正しい対処をできるようにしたいですね。

子どもの心を第一に考えながら、しっかりとケアをしてあげられるかどうかがポイントになるかと思います。