糖尿病と歯周病

   

従来、成人病といわれた糖尿病は最近では若い人にも見られ、ライフスタイルと密接な関係があり、「生活習慣病」といわれるようになりました。

1987年に治療を受けた人は約100万人、1996年には2倍の217万人に増えています。しかし、疑いのある人は1370万人で、日本人の10人に1人の割合になります。

糖尿病が進むと、目、神経、腎臓などに合併症が現れますが、口腔内にも症状が見られます。糖尿病では歯周病になりやすく、また、歯周病が治りにくくなります。典型的な歯周病では以下のような症状が見られます。

  • 歯肉から出血しやすい
  • 口内炎ができやすい
  • 歯肉がモコモコと不正な形をしている
  • 口臭がする
  • 唇が乾いて、ヒビ割れしている
  • 歯がグラグラゆれる
  • 歯肉が化膿して腫れやすい

既に糖尿病が分かっている場合は歯周病をチェック。歯周病が治りにくい人は糖尿病をチェックしましょう。