豊田市・みよし市の歯科医師会

FMとよた ラジオ・ラブィート

シーズンズダイアリーVol 72

 

2012/4 

 

4月になりました。新入生の皆さんご入学おめでとうございます。豊田加茂歯科医師会も気分新たに、歯と口の健康情報をお伝えしていきますのでどうぞよろしくお願いします。

さて、今日のお話は、「歯の構造と虫歯」についてお話しましょう。
まずは、歯の構造から・・・

歯はそもそも、エナメル質という硬~い組織で覆われています。このエナメル質は人間の体の中で一番硬い組織なのです。そしてこのエナメル質の下には、象牙質(ぞうげしつ)。さらに内部には、歯髄(しずい)と呼ばれる歯の神経があるわけです。

こうして、歯の神経は硬いエナメル質と象牙質によって守られているわけなのです。しかし、こんなに硬い歯も歯ブラシせずに汚れ(歯垢)がついたままの状態になっていると、歯垢の中のミュータンス菌が繁殖し、このミュータンス菌が食べかす、つまり糖を分解して酸を作り歯を溶かしてしまうのです。

次に虫歯が進行する段階をお話しましょう。

C0(シーオー) 

歯の表面がほんの少し溶かされて白くなっている状態で、虫歯の初期段階です。
「初期虫歯」と呼ばれることもありますが、C0は厳密にはまだ虫歯ではないので、正確には「要観察歯」と言います。
C0の段階で、フッ素を使ったり歯磨きを頑張ったりして虫歯予防を強化すれば、歯は再石灰化によって元通りになります。
また、C0は唾液で歯が濡れている状態ではほとんど分かりませんので、患者さんが虫歯に気が付いたときにはすでに自然治癒が期待できない程度まで進行しているということがよくあります。
ちなみに、C0の「0」は「ゼロ」ではなく、「observation 」(観察)の略です 

 

C1(シーワン) 

C1はエナメル質内の虫歯で、象牙質までは達して いないものです。 この段階では痛みが出ることはほとんどありませんが、 しっかりとしたプラークコントロールを行ったりフッ素を 応用したりすることで、虫歯がこれ以上進行しないように することが重要です。再石灰化で元には戻りません。

 

C2(シーツー)  

虫歯がエナメル質を超えて象牙質に達すると“しみる“等の症状が出現してきます。
この段階では、虫歯をきれいに削り取り、詰め物をしなければなりません。

 

C3(シースリー) 

さらに虫歯が進行して、歯髄(しずい)に達すると、”しみる”程度だった症状は激痛に変わり。”歯が痛~~い!“ということになります。こうなると、痛みを取り除くために、歯髄(しずい)を除去する必要があります。
いわゆる、“歯の神経を取る”と、言われる治療です。この歯髄(しずい)は、歯の神経だけでなく、歯に栄養を運んでくれる血管も含まれています。ですから、神経を取った歯は栄養が補給されなくなり、歯の質がもろくなったり、歯の色が変わったりしてきます。そのために、最終的には修復物で歯を被せるという治療が必要になるわけです。そして、さらに虫歯が進行してしまい歯の崩壊が著しく“根っこ”だけになってしまった状態をC4と呼び、抜歯が必要になってきます。

C1~C4までの、虫歯の進行段階、皆さんおわかりになりましたか~?虫歯が小さいうちに治療をすれば、痛みもなく、歯を削る量も少なくてすむということですよ。そのためには、虫歯にさせない普段からのお手入れと、定期健診はとても大切なんですよ~。

豊田加茂歯科医師会でした。


<VOL 71 ラブィートトップ VOL 73>

 


一般社団法人 豊田加茂歯科医師会